About Yoga

  <協力:このページ上部の写真撮影場所は五郎助山です。>

ヨーガとは何か?

ヨーガの語源は、サンスクリット語の「つなぐ」や「結合」の意味であるユジュであるといわれています。‘言語上のヨーガの意味は、何か’と’何か’をつなげるものになります。

私が属しているインテグラル・ヨーガでは、ヨーガの本当の意味は、「心の科学」であるとし、心の働きを制御することを目的としていますが、一部の宗派では、ヨーガを「神との合一」と表現しています。この宗派は、ヨガ行者が神と呼ぶ、純粋意識であるブラフマンと私たちの意識であるアートマンをつなげるもの、またそれ(ブラフマンとアートマンが同一であるということ)を悟ることがヨーガの目的であるとしています。

数千年の歴史のあるヨーガですので、宗派によって、ヨーガの解釈も違ってくるようです。

さて、17年間の緩いOn the mat and off the mat(ヨガマットの上でもヨガマット以外(実生活))での様々なヨーガの実践を通して、私自身がヨーガとは何かと尋ねられたら、健康に導くもの、“自身の身体の状態”と“心の状態”をつなぎ調和に導くもの、その感覚を人生のあらゆる関係性にも応用し、“自身”と“友人、同僚、家族…etc..”との関係を調和に導くものだと感じています。現時点で私が理解しているヨーガは記述した通りで、この先もヨーガを絶え間なく実践(練習)し続けることで、よりヨーガに対する理解が深まっていくのかもしれません。

では、人生のあらゆる側面に調和をもたらすためには、何が必要なのでしょうか?

  1.  Yogas citta vritti nirodhah 

心の作用を止滅することが、ヨーガである

ヨーガの古典的経典といわれているスワミ・サッチダナンダ著ヨーガ・スートラ第1部サマーディ・パタより抜粋したスートラです。

このスートラの意図するところに尽きるのであろうと思います。

最後に、一つとして葉の形に同じものが無いように、ヨーガの実践を通して得られた経験や悟りの度合は個人により、他者の”それ”と比べることはできないでしょう。

また、ヨーガの大原則である“他者は変えられない、変えられるもの自分のみ”を念頭において、ヨーガを実践することがとても大切です。

ヨーガの実践を通して、みなさまが更に健康に、幸福になられますことを祈っております。

インテグラルヨーガについて

1960年代に南インド出身のスワミ・サッチダーナンダによって確立された、古典的ヨガの流れを汲んだヨーガ。インテグラールヨーガは、6つの古典的ヨーガを総合的に練習します。 スワミ・サッチダーナンダは、ヨーガを『自身の感覚をマスターするための科学的なシステムである』と言及しています。 ヨーガセラピーとして、医療にも応用され始めています。 ニューヨーク、サンフランシスコなどの世界25カ所にインテグラルヨーガ・インスティテュートがあります。 

6つの古典的ヨーガ流派とは?

ハタヨーガ:アサーナ、呼吸法、ヨーガの浄化法、ヨーガの食事法、深いリラクゼーションを通じて、身体的ウェルビーングに重点を置いています。

カルマヨーガ:親切、思いやり、無私の奉仕の道を通じて、社会的および感情的ウェルビーングに重点を置きます。

バクティヨーガ:献身、表現、創造性、愛の道を通じて、感情的ウェルビーングおよびスピリチュアルウェルビーングに重点を置いています。

ラージャヨーガ:心の科学を学び、倫理的な学習・実践、集中、瞑想を通じて心を訓練することにより、精神的および感情的なウェルビーングに重点を置いています。

ジュナーナヨーガ:自己分析と学習を通じて、精神的ウェルビーングに重点を置いています。永遠であるものと永遠でないものを理解することにより、真の自己についての知識を得て、心の平穏を見出します。

ジャパヨーガ:マントラを復唱することにより、精神的およびスピリチュアルウェルビーングに焦点を当てます。マントラは、マスターから生徒に伝えられることも、自己創出することもできます。

*感情的ウェルビーイング(幸せや満足感)、心理的ウェルビーイング(自己受容、目標、個人の成長)、社会的ウェルビーイング(社会的な関係や社会への貢献)、スピリチュアルウェルビーング(霊的幸福感)

 1960年代に南インド出身のスワミ・サッチダーナンダによって確立された、古典的ヨガの流れを汲んだヨーガ。インテグラールヨーガは、6つの古典的ヨーガを総合的に練習します。 スワミ・サッチダーナンダは、ヨーガを『自身の感覚をマスターするための科学的なシステムである』と言及しています。 ヨーガセラピーとして、医療にも応用され始めています。 ニューヨーク、サンフランシスコなどの世界25カ所にインテグラルヨーガ・インスティテュートがあります。